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K-30 (ミサイル) : ウィキペディア日本語版
K-30 (ミサイル)[けい30]
K-30ロシア語:К-30)は、R-73の後継としてヴィーンペル科学製造連合が開発していた短距離空対空ミサイルで、K-MD(ロシア語:К-МД)とも呼ばれる。開発名称はIzdeliye 300(ロシア語:изделие 300、製品30の意)。K-30という名称は暫定的なものであり開発が完了後に変更される予定となっていた。
== 開発 ==
K-30は、1990年代MFI計画により開発される航空機に搭載するため開発が開始され、1997年より生産が開始される予定であったが、ソ連崩壊に伴いMFI計画は中止されK-30の量産計画も中止となった〔K-30 〕。しかし、PAK FAに搭載するため計画が再開され、2008年プロトタイプの試験が実施されたとされている〔К-30 / К-МД / изделие 300 〕。しかし、2012年にヴィーンペルはR-74M2の開発作業に注力すると発表し、本ミサイルの開発プロジェクトは事実上停止されたとされている〔Наследник Су-27: Air Forces Monthly о Т-50 〕。
なお、ウクライナ設計局2002年9月14日ソ連時代のK-30を基に設計したグラン(開発名称611)を発表した〔〔。このミサイルはソ連時代のK-30をベースとしているためいくつかの共通の特徴を有するとされている〔。こちらも同様に開発が中断されている〔Перспективное семейство ракет и система ПВО на базе «Грани» 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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